品質とコスト面で養殖ブリの競争力を高めるために

米国、欧州他で他魚種と比較して養殖ブリの競争力を高めるための視点(品質面とコスト面)と技術(現状と近い将来)についてまとめていきます。

工程 品質面 コスト面
養殖

添加物

大規模化、大ロット飼育
大型生簀から水揚げ省力化

生簀の集中配置、大型生簀、浮沈式生簀
漁場の遠隔監視(ICT技術の応用)
給餌率向上(自動給餌機、自発給餌機、時間帯、給餌量/分の時間変化)
人工種苗(安定供給、健苗、3ケ月早い成長)
配合飼料(成長、脂質、原料と成分)
魚病、寄生虫対策 → ワクチン、薬品等
環境汚染の減少、環境汚染影響の低減
付着物対策

加工

水揚げ時期

加工直前のストレス軽減

(捕り上げ法、活締法他)

メト化対策加工法

加工場内の室温管理

加工歩留まり向上、加工の自動化、
工場稼働率向上
残滓活用

高速加工処理

冷凍
保管

急速凍結
保管温度(メト化防止、冷凍焼け防止)

冷凍庫の省エネ(冷凍方式、保管温度)

 
流通

解凍

 

コールドチェーン(保管温度、T.T.T.)